7月17日… 土曜日!!
サルサの高校野球地区予選、そしてミレイのインターハイ全国大会が始まりました!!
ミレイ、美也は盛岡へ… そしてサルサ、タケトは宇羅和球場へ…
実は、2日前の15日に4人だけで激励会が開かれました♪
//7月15日のこと…//
それはサルサがいつも通り野球の練習から帰って来た時に、ミレイの一言で始まったのでした☆
「サルサ!! 今日はミレイちゃんの為にタケトの家にきてね♪ そこで、ミレイちゃんの必勝祈願を行うの!!
サボりは厳禁だからねぇ〜!!」
そう、今日練習のないミレイと美也とタケトで必勝パーティーを企画してたのであった。
この日が終わったら、しばらくミレイは盛岡…
美也はミレイについていくので、4人でしばらく会えなくなるのである…
ミレイにとっては全国まで行ったのはある意味嬉しいながらも困ったことであった。
3人で、サルサを応援することを約束してたからである。
しかし、ミレイが地区大会を勝ってしまって、しかもちょうどインターハイ予選と重なってしまった!!
せめて、事前だけでも4人で集まろうという意志が強かったミレイの呼びかけなのである。
そして、30分後…
家に帰って一通りすっきりして来たサルサがタケトのうちに来たのである。
「待たせたのだ!! ちょっと時間はくったが、飯は食ってきてぬのだ!! 腹が減ったのだ!!
さっそく食べようなのだ!!」
例によってタケトが用意した料理を前にこらえきれないサルサの姿があった…
「お〜い、俺は腹がすいてるのだぞ!! 食べるのだ!!」
さっきから、みんなをせかしまくるサルサ。
しかし、まだタケトがデザートの仕込をしていたのであった。
「サルサ、あんた意地汚い!! もう少しまってなさい!!」
例によってミレイの激が飛ぶ。
「そんな事を言っても腹が減ったのだ。 お願いだから食わせてくれなのだ!!」
「わかったよ、先に食べてていいよ♪ サルサは今まで練習して来てお腹もすいてることだろうしね☆
俺は、そんなにお腹もへってないから先に食べちゃって♪」
「じゃあ、頂くのだ♪ やっぱ、お前はいいやつだな!! サルサ!!」
「こら!! サルサ!!」
ミレイの怒鳴り声が響く!!
ミレイにとっては今日4人が集まった事に特別な意味があるのだ。
「今日だけはダメだからね!! 先に食べようたって私が全力で邪魔してやるんだから!!」
そんな2人のやり取りの間にタケトが料理を持ってきたのであった。
タケトを手伝っていた美也も食卓に集まり4人が勢揃いしたのである。
「みんな、料理も全部出来た事だし… さっそく食べよう♪ 僕もお腹が減っちゃった。」
「私、全国大会に行く事になりました。
行く日にちはサルサと同じ!!
17日は精一杯頑張っていきたいと思います!!」
「俺は、17日から予選が始まるのだ♪
今回は美也の応援がないので一回戦で負けてしまうかも知れぬが
精一杯頑張ってくるのだ!! 美也…
ほんとはタケトより美也に応援に来てもらいたかったのだがな…」
「なにいってるのよぉー、サルサは!!
ご主人様はサッカー部にはなくてはならない人なのよぉー!!
あんたなんかにご主人様を渡してたまるものですか♪
サルサは、タケトで十分よぉ〜!!」
タケトは2人の会話を苦笑いしながら聞いてる…
美也が2人の会話に入っていった。
「ほらほら、2人ともけんかしないけんかしない!!
そんなこといってると、2人とも応援に行かず私とタケト君だけでどっか遊びに行っちゃうわよぉ〜♪
ゴールデンウィークの時は楽しかったものねぇ〜♪」
「そうだぞぉ〜、サルサ!!
僕だって、サルサがそんな事ばっかり言ってるとミレイちゃんについていっちうぞぉ〜!!
そうしたら、おまえの昼飯はどうなるかは俺の知ったこっちゃないけどな(笑)」
タケトの昼飯攻撃にはさすがのサルサもまいったようである…
「ごめんなのだぁ〜、タケト!!
俺がそんな事を本気で言うはずがないじゃないかぁ〜(笑)
ちゃんと応援に来てくれて、ちゃんと弁当を作って欲しいのだ☆」
「結局お前にとっての俺は弁当作りなんだな…
しょうがない!!
作ってくるから、ちゃんと勝てよぉ〜!!
ミレイちゃんも、美也ちゃんがついていくんだから、勝ち残ってね☆」
タケトはさりげなくみんなの激励していた♪
理想としては、2人ともお互いの応援に忙しすぎてこれない事…
そう、2人は初戦の日程が一緒なら、決勝の日程も一緒であった。
2人とも決勝まで勝ち残り、さらに決勝で優勝してサルサは甲子園、ミレイは全国制覇!!
ある意味、応援するタケトにとっての夢でもあるし本人達の希望でもある!!
そして、ミレイがインターハイで優勝したら今度こそサルサを3人で応援しに行く。
上手く行くかどうかはわからない…
しかし、理想であり夢であるのだ。
前にタケトはサルサから話を聞いた事がある。
サルサの家は正直、裕福な暮らしをしていない…
お兄さんと2人暮らしをしてるタケトより暮らし的には厳しいものがある…
そんなサルサに野球をやらせてるのは、家族の暮らしを思ってるからなのである。
「俺はプロを目指してる…
そして、もっとお金持ちになるのだ…」
そんなサルサがよく部活をサボってるわけをタケトが聞くと
「プロなんてセンスが物を言う世界なのだ…
だから、少し位サボってもセンスがあるのなら問題はないわけであろう?
俺はそれを試したいがために、わざとサボったりするのだ。」
変な理屈であるが、何かよく分かるような気もするサルサの言い訳であった。
確かに、野球の世界でもプロになれるのは一握り…
センスが物を言う世界なのである。
「がんばれよ!! 俺はお前を応援してるし…」
「お前に言われなくてもやってやるのだ!! そして、俺はもっと上の世界に言ってやるのだ。」
サルサの夢をかなえてやりたい… 純粋にタケトはそう思えた!!
そう、今回タケトがサルサの応援をしに行くのは単純な応援だけではない。
要は、サルサのこれからを見据えた上で… その生き証人になりたい… そういう気持ちも含まれてるのである。
時間も12時を過ぎた。
サルサ、ミレイにとっては寝てる時間である。
しかし、ミレイの様子は少しおかしかった…
「あ〜は〜は〜!! サルサァ〜♪ 優勝しよ〜うねん♪」
どうやら、ミレイは飲めないお酒を飲んでるようである。
その証拠に、いつもなら必ずご主人様と呼ぶ美也の事も何故か『美也姉』と呼んでるからである。
どうやら、そのお酒は寿文が休勤の時の楽しみの大事なお酒である。
そんな、変になってるミレイを見かねてこの日の飲み会は終了したのである。
そして、次の日の夕方… ミレイと美也は女子サッカー部のメンバーと一緒に盛岡に乗り込んだのであった。
サルサもその時の見送りに来ていた。
「おい、バカミレイ!! さっさと負けて美也をこっちによこすのだぞ!!」
サルサは女子サッカー部員全員に睨まれたが、ミレイはお約束とばかり返答を返す。
「あんたこそ盛岡に来なさいよねぇ〜!! 私達は一番帰りが遅くなりそうだから♪」
言葉を残したあと、ミレイ達を乗せた電車は行ってしまった…
そして、いよいよ2人の夏は幕を開ける!!