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一方ミレイも練習によけい力が入っていた!!
それに応じて練習時間もだんだん長くなっていった。
美也の拘束時間も増えていったがそんなことは苦ではなかった。
しかし、練習過多によるミレイの疲労が確かなものであった!!
そんなとき、その日の暑さもあってミレイがグラウンドに倒れこんだ!!
「ミレイ!! ミレイ〜〜!!」
美也をはじめ部員が全員ミレイの所に近づいてくる。
しかし、ミレイはその呼びかけに反応しない。
そこで、マネージャーであるミレイが保健室にまでつれていった。

「ミレイ… ミレイ…」
誰かに呼びかけられてる… しかし、今はゴールしなきゃ!!
ミレイは戦っていた!!
初出場のインターハイ!! 
川之江高校も埼玉県の代表として負けるわけにはいかない…
しかし、スコアは1−0… ミレイはその日決定的チャンスを何本かハズしていたのであった。
『FW』の私の責任だ… 焦ってる間に時間は残り五分…
最後のチャンスがミレイにやってきた!!
なんとダイレクトパスがミレイに届いたのであった。
周りのDFはチェックが遅れてそのボールに反応できない!!
そして、決定的な状態でミレイがシュート!!
しかし、そのボールがゴールインすることはなかったのであった…
それと同時に試合終了の合図… 泣きくずれる先輩たち。
その状況を見てなんにもできないでいるミレイ…
そのときに、再びミレイを呼ぶ声がした。
「ミレイ… ミレイ…」
「わぁ〜〜、ごめんなさい!! ホントにごめんなさい、先輩!!」
ベットの上で汗びっしょりのミレイが泣き叫んでいた。
美也はあっけに取られてる… しばらくして、口を開いた。
「ミレイ、あなた悪いことでもしたの??」
ミレイにとって突拍子のないことを聞いて来る美也に混乱していたが…
しばらくして、混乱してるのが自分だってことに気づいたのであった。
「ミレイ?? だいじょうぶ?? あなたはいきなりグラウンドに倒れこんだのよ!! 私、心配しちゃったんだから♪ 今日は、もう練習も終わるしもう少し寝てなさい!!」
「いえ、ご主人様!! 私、今夢見たんです。 私たちが負ける夢。
その責任は私の責任で負けたんです!! だから、私は寝てる暇なんてないんです!!
私のせいで負けたなんてことになったら先輩たちに申し訳ないですからね!!
だから、今からグラウンドに戻ります!! 体の方はだいじょうぶですから♪」
「で、でもぉ〜〜!!」
美也が止めるのも聞かず、ミレイはグラウンドに戻っていった。
心配でミレイを追っかける美也。
グラウンドに復帰してたミレイがいたが、明らかに動きがおかしかった。
ミレイが倒れる前… そう、川之江高校がインターハイ出場を決めたあたりから
ミレイの動きに固さがあったのは事実であったが…
ミレイの動きにキレがなかったのは明らかであった。
そこで美也は思いきってサッカー部の部長にミレイのことを相談してみる。
「あの、先輩… すみません、ミレイのことなんですけど… 彼女疲れてると思うんですよぉ〜!! なんとか、ミレイにがんばり過ぎないように言ってもらえないでしょうか??」
「うん、北原!! 私もそう思ってたんだ… 何が原因か私にはよくわからないけど
ミレイは確かになにかをあせってるのが良くわかる。
そして、なんか無茶なプレイばっかりしてるんだ。
少し、ミレイを休ませた方がいいかもしれないって思ってるけど北原はどう思う??」
「私は、練習のしすぎで疲れてるんだと思います!!
しかし、今のミレイにとって練習をしなきゃならないって強迫観念があるんだと思います。 
ごめんなさい、先輩って言ってました… 今のミレイにとってインターハイで点をいれることが
今までにない緊張を覚えてるんだと思います!!
インターハイが始まるまで一週間… このままじゃ、ミレイが壊れちゃうと思います。」
美也の必死のミレイへの思いが部長さんにも伝わった。
「わかったよ、北原!! ミレイに、少し自分の力をセーブするうように
言ってみるよ!!
そして、明日はミレイの練習はナシにする。
北原!! もし良かったらミレイをどっか遊びにつれてってやれ!!」
美也はそんな部長の言葉に微笑んでうなずいた。
その後、部長がどうやってミレイを説得したかは美也は知らないのだが
ミレイがこのあと美也のもとにやってきた…
「ご主人様… 明日は一緒に遊んでくれますか?? どうやら、私はサッカー部にとってあんまり必要ないみたい…」
泣きながら美也のもとにミレイがやってきたのであった…
そんなミレイに美也は何も言わずうなづいたのであった。

//土曜の昼間//
この日は土曜であった。
ミレイは元気がなかった…
でも、美也はミレイのためにしてあげられることをしてあげよう…
そう思って一生懸命引きずりまわそうと思った♪
しかし、ミレイはこんなことをいったのである。
「ご主人様… 私海に行きたい… 海をみたい…」
海… ミレイたちのすんでる埼玉川之江には海がないためにミレイが海を見る機会が少ない。
ミレイは海が好きなようであった。
そういうわけで、2人は海へ向かった。

昼、簡単に昼食を食べたあと2人は海で泳いでいた。
2人にとって久しぶりの海… そして、夕方の日暮れ近くまでずっと2人ははしゃぎまくっていたのであった。
そして夕方… 美也は帰る準備をしていたが、ミレイが美也を呼びつける。
「ご主人様、少し話してもいい??」
夕日を見ながらいつも元気なミレイが美也に話かける。
「うん、いいわよ!! ミレイの話、聞かせてちょうだい♪」
静かにミレイの横にこしかけて、そのままミレイと同じように空を見上げる姿勢をとる。
「私って、今の私ってダメな奴なのかな?? だって、練習でもうまくいかないことが多いし… 
昨日だって、明日は練習に来るな!! なんて部長に言われちゃった…
私はどうすればいいのかわかんなくなっちゃった…」
ミレイの話を聞く美也… さらに、ミレイの話が続く。
「今の自分はインターハイに自信がないんだ… ゴール決める自信がない…
しかし、ゴールを決めなかったら先輩たちの夏が終わっちゃう…
しかし、ゴール決めれなくて夏が終わるっていう夢をこのごろ良く見るんです。
そして、先輩たちが泣き崩れちゃう…
そんな先輩達を見たくない… でも、私はうまく練習ができない!!
私、練習しててこんなに不安になったのは初めて!!」
ミレイは、不安いっぱいで美也に一生懸命話す。
「ミレイは誰のためにインターハイにいくの?? サッカーするの??
ミレイのためだよね?? それだったら、ミレイはそんなに気にやむことがないんじゃないかな??
私は、勝っても負けてもミレイが納得すればいいと思ってる。
気楽に行こうよ!! ミレイ♪ 今のままのミレイじゃいずれ壊れちゃうわよ!!」
「でも、ご主人様!! 私、先輩たちの期待に応えられるかどうかわからなくて…」
「そんなこといってても気負っててもしょうがないじゃない!!
先輩の期待に応えられなくてもいいじゃない!!
私は、そんなに考え込んでるミレイはみたくないな♪
そんなに考え込んでると、ミレイがミレイじゃなくなっちゃう…
だから、ミレイらしいサッカーをすればいいのよ!!
無理してサッカーしても楽しくないじゃない??
だから、楽しく楽しく♪ それで、結果負けたって結果だからしょうがないわよ…」
「……………」
「あと1週間しかないけど自分のがんばれる限界を守ってがんばりましょう!!
そうすれば、楽しいサッカーが出きると思うわよ♪」
そのあと、ミレイは何を思ったかは美也の知るとところではなかった。
しかし、次の日の練習からはいつも通りのミレイが戻っていた。
そして、1週間後のインターハイ本選を迎える…
同時にその日はサルサの県大会予選の日であった。
そして、2人はそれぞれの思いをむねに試合に臨んでいくのであった。

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