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「ありがとう!! サルサ… 次の試合も見ててね♪ 私、必ずゴール決めて見せる!!」
さっきまで、サルサの胸の中で泣いていたミレイであったが次の試合への集中力を高めていた。
「もちろんみてるのだ♪ お前があと一歩の所でインターハイに行けなくて悔しい思いをしてるところをな♪」
「もぉ〜〜、バカサルサ!!」
そして、試合会場に向かうミレイ… サルサにVサインしながらサルサのもとをあとにしたのであった…
今、川之江高校のおかれた状況を説明しておこう…
決勝リーグで、対王宮商業戦が1−1の引き分け
そして、今から対宇羅輪高校戦が始まるわけなのである。
宇羅輪高校 対 王宮商業戦が0−0の引き分けであった。
そういうわけで、川之江高校がインターハイの切符をつかむには…
まず、宇羅輪高校に勝てば文句なくインターハイ進出。
負けた場合は宇羅輪高校のインターハイ行きが決まる!!
引き分けだった場合が一番難しいのであるが、0−0の引き分けの場合…
総得点が王宮商業と並ぶので、王宮商業と再試合!!
そして、1点以上とっての引き分けの場合… 総得点が事実上一番になる川之江高校が
インターハイ行きの切符をつかむのである。
そういうわけで、勝たなければどんな結果になってもインターハイに行けない
宇羅輪高校メンバーは死ぬ気で戦ってくるはずであった。
事実上の決勝戦に川之江高校イレブンは燃えていたのであった!!

「よし!! しまっていくよぉ〜〜!!」
キャプテンの掛け声と共に川之江高校イレブンはグラウンドに飛び出していった!!
川之江高校イレブンに、迷いはなかった…
先ほどの王宮商業戦ではがちがちだったのがウソのようであった…
ミレイは、この試合に確かな手ごたえを感じていた。
王者 宇羅輪高校の戦術はたいしたものであったし、選手の個別の能力も高かった。
しかし、川之江高校はチームワークと絶対的ストライカーミレイの活躍で試合をおしていたのであった!!
当然、絶対的ストライカーであるミレイには何人もマークがついていたのであったが…
そんなマークも振り切って何回か決定的なチャンスを作っていたのであった!!
前半のホイッスルが鳴り響く…
「すみませんでした… 先輩!! 何回か決定的チャンスがあったのに…」
「ミレイ、お前のおかげで私達はここまで勝ってこれたのよ!!
ミレイがマークされてたら私達がこの試合なんとするわ♪
だから、一人で無理なプレイもすることないのよ♪
確かに、ミレイは川之江高校の絶対的なエース!!
しかし、その前に川之江高校のイレブンの一人でもあるのよ!!
だから、私達も信じて!! 私達もやるときはやるんだから♪」
「はい!! 先輩!! この試合絶対勝ちましょうねぇ〜!!」
しばらくして、後半開始のホイッスルが鳴り響く…
ミレイはプレイスタイルを前半と変えていた。
前半は、確かに今まで通り多少無理してもドリブル突破して来たり
遠い位置からロングシュートを狙ってきたりもしたのであった!!
ゴール前に来るとミレイのマークは五人もいたのであるが…
それでも負けん気の強いミレイはそこから無理にシュートを狙ったのである!!
そんなミレイを先輩の一言で変えたのであった。
ミレイにボールがわたるとやっぱり相手のマークが引っ付くのである。
そこから、相手を引き寄せてノーマークの先輩にパスという戦法にでたのだ!!
後半20分、その戦術が生きたのであった!!
ミレイはいつも通り五人にマークされてから十分に自分がシュートするように見せて
フェイントをかけたあとで、パス!!
ノーマークでしかもチェックの遅れた宇羅輪高校ディフェンダーが
シュートを押さえる事ができなかったのである。
ゴールしたのであった。 ミレイが、アシストしたゴールであった!!
「先輩〜〜〜!! ナイスシュートですぅ〜〜〜!!」
喜んで泣きついてくるミレイ!!
ついに得点をいれた川之江高校は大喜び!!
王者 宇羅輪高校から待望の先制点!!
この得点に、宇羅輪高校はやはり焦ったのであろう。
そこから、川之江高校の一方的な展開となったのである。
ミレイに対するチェックも甘くなったし、相手がボールを持ってもすぐ川之江高校
ボールになってしまう…
防戦一方となった宇羅輪高校に対し、ついに待望の追加点が加わったのであった。
やはり決めたのはミレイ… 後半40分の事であった。
マークの甘くなったミレイにとって、やっぱストライカーとしての血が騒いだのであった。
強引にマークをはずして強引にシュート!!
なんともミレイらしいシュートであった♪
そして、そのまま試合が終了したのであった!!
なんと、王者に対して2対0!!
インターハイ行きのキップを手にした瞬間である!!
サッカー部イレブンは泣いている。
もちろん、ミレイだって泣いていた。
「ご主人様ァ〜!!」
美也に抱きつくミレイ!! そんな2人を優しく見守るタケト!!
「やったな、ミレイ!! 俺もがんばるのだ♪ お前に負けぬように甲子園まで行ってやるのだ!!」
スタンドで、様子を見ていたサルサは試合終了と同時にスタンドをあとにした。

そして、7月はいよいよミレイの全国大会と共にサルサの甲子園予選が始まるのであった!!

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