//その日の放課後//
「結構人数がそろったわね♪ 楽しいGWになりそうだわ♪」
美也はうれしそうであった。
まあ、美也はなんか楽しそうな事があるといつも嬉しそうな表情をするのだが
今回もやっぱりかなり楽しそうであった。
「烏丸先生たちはどうする?? やっぱり誘うだけ誘ってみる??」
タケトは烏丸先生たちの邪魔をするのもなんだかなぁ〜と思っていた。
二人とも社会人、しかも、普段あんまり会えないと来たら
GW中はきっと二人はいろいろ遊びに行く計画も立ててるのであろう。
「とりあえず誘うだけ誘ってみましょう♪」
と美也が言った。
その答えに、タケトもとりあえず二人を誘ってみようと思った。

職員室に行った二人は、烏丸先生を見つけられなかった。
そういうわけで、しばらく先生を探してみると生物準備室に烏丸先生がいた。
しかし、そこで先生は泣いていた。
「せ、先生!! いったいどうしたんですか??」
「あ、岩瀬君に北原さんですか… いや、銀星が… 銀星が…」
どうやら、先生と銀星の間になんかあったようである…
「銀星が、優柔不断な僕は嫌いだって言うんですよぉ〜
僕は、銀星の為にいろいろな旅行プランを考えたんですよぉ〜
なのになのに… 銀星は『薫が一つに決めてくれないなら一緒に遊びにいかない』
なんて言ってるんですよぉ〜 どうしたらいいと思いますか?」
どうやら、今回のGWの事で銀星と烏丸先生はけんか中らしい…
烏丸先生は、普段の授業中では銀星の事を話したりはしない。
時々『銀星』という単語は出る事があるが、内容をみんなの前で話す事はない。
それが、銀星との事を知ってるタケトたちにはなんでも話してしまう先生がいた。
でも、それがタケト達にとって好都合だった事を烏丸先生は知らない。
「先生、もし良かったら今回のGW私達とご一緒しませんか?
もちろん銀星さんも誘って… そこで、銀星さんと仲直りしましょうよ♪」
美也が烏丸先生に切り出した。
「そうですよ、銀星さんも今の状態の烏丸先生と一緒よりも
僕達とみんなで一緒に遊んで仲直りしたほうがいいですよぉ〜♪
行き先とかは、全部僕達が決めますから…」
こうなったら、完全にタケト達のペースである。
「君達はなんていい生徒達なんだぁ〜!! 銀星には僕から言っておくから
よろしくね♪ 銀星と仲良くできるならもうなんでもいいです!!」
烏丸先生の真剣な表情を見て、興味しんしんで誘ってるタケト達は
少しすまない気にもなったけど、なんてったって烏丸先生たちが来てくれるのは
心強い!! 楽しい旅になりそうだな… タケトはよけいに楽しみになった。

//次の日//
「タケト君 おばあちゃんがこんな所でよかったら来てくださいだって♪」
水菜がタケトが来るのと同時にうれしそうに話した♪
「ありがとう、吉川さん♪ これでGWの予定も完全に整ったよ♪
静岡かぁ〜♪ 行った事なかったけど楽しみだなぁ〜!!
吉川さん、静岡ってどんな所なの??」
「静岡は、この時期でもう完全に暑くなってるわ…
一年中暖かくて住みやすい所だよ♪
あと、のんびりしてるの… 悪く言えば田舎だけど
そこがまたいいところいでもあるんだ♪」
水菜はうれしそうに静岡のことを話し出す!!
どうやら、水菜は静岡が好きでおばあちゃんも好きなんだろう。
水菜の話を聞いてるうちに、タケトもわくわくしてきた♪
「ところで、結局誰が来るの?? 何人ぐらいくるかってことを言っておかないと…」
「うん、そうだったね。 まず、吉川さん、そして僕と同じクラスの北原さん、佐々木
武田、そして、烏丸先生にその恋人さん、そして学食の毬愛さんとその親戚の子
合わせて九人だね♪ ほんとにいいところに誘ってくれてありがとう♪」
「いえいえ、どういたしまして♪ 私もタケト君と一緒に旅ができて嬉しい♪
それじゃあ、また具体的な日程が決まったら教えてね♪」
その後も二人で簡単な打ちあわせをした後、始業のベルがなった。

//その日の放課後//
美也とタケトはさっそく決まった予定を烏丸先生、そして毬愛さんのところに伝えに行った。
行き先が静岡に決まったと言うこと、そして行くのが5月1日から4日までの
結構ながい旅行になりそうだと言うこと…
とりあえず、クラスメートのみんなで話し合った結果そうなったことを、
二人とも快く了解してくれた。
これで、静岡行きの準備は整った。
後は当日を待つだけとなった…

//4月30日//
いよいよ出発前日となった。
静岡までの道のりは今回のツアーの大人達がみんなで車を出し合うことになった。
毬愛さんの車は自家用軽のお手軽車。
そして、すごかったのが銀星の8人乗りワゴン…
どうやら、銀星の家族から借りてきたものらしい…
そして、烏丸はなぜか一人自分の愛バイクで静岡まで向かうらしい。
車の配車はみんなの意向もあり次のように決まった。
まず烏丸先生のバイクには一人(当然といえば当然の話しであるが、
かなり銀星を後ろに乗せたがってたらしい…)
毬愛さんの車には毬愛さんと親戚の子を…
そして、全体的にみんなの荷物を担当することになった…
最後に銀星ワゴンにはそれ以外の6人全員が乗ることになった。
その日の放課後、学校が終わったタケト達五人は(大人を除く)いろいろ買いだしにいった。
タケト達の高校は進学校である。
あんまり遠足とかに縁のない学校であるので、みんなとってもうきうきしていた♪
「タケト君、この服なんかどうかなぁ〜? 私はいいと思ってるんだけど…」
水菜はタケトをあっちこっちに連れまわしてる。
タケトは、美也とミレイ以外の女性にはあんまり免疫がないので少々困惑ぎみであった
美也は、水菜のパワーをちょっと悲しげな表情で見守ってる…
「美〜也〜ちゃん♪ 僕達ももっと店の中を見てまわろうよ〜♪」
武田は必死になって美也を誘う!!
佐々木もいつもとは違う武田に困惑しながら、必死で武田のペースについていった。
「いいじゃん、タケト達はタケト達!! そんで、僕達は僕達だから♪」
「そうね、ごめんなさいネ。 武田君」、佐々木君…」
美也は、困惑した表情で一生懸命の笑顔をして武田に答えていた。

みんな、明日のための買出しが終わったのが7時を過ぎていた。
タケトも、兄貴が今日は夜にいないとはいえ、少し遅くなった事を反省していた。
みんなは、明日の事を楽しみにしながら帰っていった…

帰り道、美也とタケトは二人になっていた…
「タケト君、明日はいよいよ静岡に行くのね… 楽しみだけど、不安もあるわ…」
「え、どうして?? 楽しそうじゃない!!」
「うん、旅は楽しそうなんだけど… ちょっと他の事でいろいろ不安があるの…」
「美也ちゃん、だいじょうぶだよ!! きっと、静岡の旅は面白いものになるよ!!
僕の、企画力を信じてね」
「……………」
「美也ちゃん、必ず美也ちゃんを楽しませてみせるからね!!」
「うん、楽しみにしてる!!」
タケトはいつもと様子が違う美也にきずいていた。
しかし原因がわからない…
しばらく二人の間には沈黙が続いた…
そして、マンションについてタケトは美也を部屋まで送っていった…
「じゃあ、また明日… 楽しみにしてるわ!!」
「うん、おやすみなさい!! 明日、美也ちゃんだけでも楽しんでもらえるようにがんばるねェ〜」
結局タケトには、美也の不安がわからなかった…
しかし、タケトは明日を一生懸命やる事で美也も楽しんでくれるであろう…
そう考えていたのでがぜん明日をがんばる気になっていた…




後書き番外編
今回の旅は静岡を選ばしてもらいました。
なぜか??
作者は静岡に行くためです(笑)
しかも、タケト達とまったく同じ予定の1日から4日(笑)
そこで、静岡を満喫して来て小説のネタにしようと思ってます(笑)
そういうわけで、タケト達の今回の旅は僕自身の旅でもあります♪
あぁ〜、静岡楽しみだなぁ〜♪
GWはしっかり遊んできます!!

次回小説更新はおそらく16日ぐらいになるでしょう…
どうか次回もよろしくお願いいたします!!

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